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柔整(接骨院・整骨院)の健康保険問題

2018年10月23日

目を疑ってしまうが、こんな議論は私が養成学校に通っていた10年以上前からずっと続いているのだ。

健康保険が使用できるようになったばっかりに、柔道整復術は米国を中心とする「カイロプラクティック」のような進化をせず「マッサージで誤魔化す」という療法に成り下がる運命を背負ったのだろう。

今年の厚労省主催の検討会か何かの議事録を引用した記事を見つけたので、このしたにコピペする。

コピペ↓ ↓ ↓

「亜急性の外傷」を削除
 柔整における療養費の支給対象となる負傷の定義を巡っては、「留意事項通知(平成9年4月17日付け保険発第57号)」で「急性又は亜急性の外傷性の骨折、脱臼、打撲及び捻挫」と定められている。「亜急性」が医学的に定まっておらず、不正請求の要因になっているとの指摘があった。事務局は「急性又は亜急性の」という文言を削除し、「外傷性が明らかな」と差し替える文案を提示。大筋で合意を得た。なお、配付資料では「なお、この改正は、療養費の支給対象を明確化するものであり、改正前後で療養費の支給対象を見直すものではない」と注記を付けている。

記事より一部だけ引用しました。

同じ柔道整復の国家資格を持つ者として、非常に恥ずかしい。ほとんど健康保険診療の対象外である「慢性疾患」であるのにもかかわらず「急性」や「亜急性」として結構保険請求をしているのだから、悪だと言われても仕方ない。

この文章の他の部分に出ていたが「ちゃんとルールを守っている院にも迷惑がかかるから改正は困る。」という柔道整復師の協会側の意見。

いやいや、ちょっと待って。ちゃんとルールを守ってやろうとすると、ぼくたちみたいに健康保険診療なんてできない。まして、それだけで経営している院が圧倒的に多いのでしょうが、業界内を見てしまった同業者としては「真面目にしているなら、とうの昔に健康保険診療ではメシは食えぬ!」という結論が出て、自由診療に切り替えているハズ。

「ルールを守っている院」というのは、ちゃんちゃらおかしいと感じるわけです。

とにかく、医療(医師)関係者としては、接骨院に大切な健康保険というポケットに手を突っ込まれては困る!というのが本音であり、逆に我々「柔道整復師」側からすると、病院の医師やリハビリで治らないから我々が必要なのだ!と言いたいのだが、こういった「健康保険を不正請求する接骨院」がいる限り、柔道整復師の地位向上はあり得ないのだろうと思う。

あと何年こんな「屁理屈(へりくつ)」で健康保険の構造にぶら下がるつもりだろう。

とにかく、同業者として恥ずかしいし情けない。

   

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