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柔道整復師3年実務経験の賛否

2016年07月01日

柔道整復師法の改正がされる予定だった6月も終わり、7月になっても決まらない法律。皆さん、ちゃんと柔道整復師の未来や現在の状況をご存知なんでしょうか?

そもそも受領委任払いという、昔からある甘~いシステムが丁度わたしが資格をとったH20年の少し前くらいからドンドン厳しくなり、今はどのくらいかは分かりませんが、私が保険診療もやっていた3年前でも、当初は普通3部位までOKだったものが、厚労省のお達しがあったこともあり、常識ある整骨院・接骨院は2部位までで、継続して保険が利くのは3ヶ月まで、原則1ヶ月に9日までという具合でした。

組合健保と呼ばれる「業界団体」や「独自の保険組合」などの審査は厳しく、1部位でも返戻(へんれい)といって「支払いしません」と突き返されたりしていました。

もちろん、そういった新しいルールも守る接骨院・整骨院と守らない接骨院・整骨院があるので、保険行政の状況悪化に伴って、ドンドン「法律を以て規制する」という動きになってしまうのだと思います。

今回の3年の実務経験というのは、いわばドクターでいう「インターン」のことだと思うが、3年間の在籍中に、骨折と脱臼しか習わない柔整師が3年治療院で何をするのでしょう?3年も居たところで「骨折」と「脱臼」を何人診るのでしょう?せいぜい「ねんざ」と称して色んな部位をマッサージしたり「リラクゼーション」の施術を覚え、保険の審査が通りやすい請求の仕方を習得するために3年間の奉公を強制されるのでしょうか?

100歩譲って「新卒者」にはいいですが、我々30代以降に結婚もしていて、家族も居て「治療業界」に転身した人にとっては、本当に辛い3年間になると思います。

本当は「1部位だけ適応で、1人あたり1ヶ月4回まで」とか「急性期だけでなく、慢性期にも保険が使える」とか、現実の現場の状況に合わせた法改正がなされるべきだと思います。

今の法律の下では、私は健康保険を扱うことはありませんし、無駄遣いだと指摘されても仕方ないと思っています。

何か良い妥協点があれば、そこにもって行って欲しいですね。

   

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